今回は横浜にある「DMM VR THEATER」にて行われている「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆」(アイマスMR)について、公演を観に行った感想や公演のセトリについて紹介していきます。
4月30日から5月27日まで行われている「アイマスMR」。最新鋭の映像表現「ホログラフィック」により765ASのアイドルが実際に目の前にいるかのようなライブステージを楽しむことが出来るイベントになっています。
ということなのですが、筆者も行くまでは「どんなイベントなんだろう…」と半分期待、半分不安の中イベントを観に行ってきました。
結論から言うとめちゃくちゃやばかったです。目の前にアイドルが実際にいると思わせる程のクオリティで、他の公演も観に行きたいリピートしたいと思うほど感動してしまいました。
今回は「アイマスMR」について公演を観に行った感想、セトリについて紹介していきます。
アイマスMRとは?
「THE IDOLM@STER ALLSTARS MR ST@GE!!」は横浜にある「DMM VR THEATER」にて行われる参加型イベントになります。
「DMM VR THEATER」では最新鋭の映像表現「ホログラフィック」によるステージ演出を提供しており、まるでそこに浮かび上がっているかのような映像により驚きと迫力のあるステージを体感することができます。
今回はそんな「DMM VR THEATER」にて765AS組のアイドル13人がステージを披露。200人~300人程度のキャパシティのシアターにステージが用意されており、アイドル達が目の前で歌って踊っているかのようなステージを体感することができます。昨今は専用の機器を付けて立体映像を楽しむ「VR」が流行していますが、本公演は観るにあたってVRゴーグルや3Dメガネを着用する必要はなく、裸眼のままで迫力満点の映像を楽しむことができます。
しかしながら文字で書いていても「実際どうなの?」と思う部分が多数あると思います。筆者もその一人だったので実際にアイマスMRを観に行ってきました。
アイマスMRのチケットについて
アイマスMRは実際に「DMM VRシアター」に足を運んで参加するイベントとなっています。また、観覧するにはチケットが必要になります。
チケットは現在一般発売されており、各チケットプレイガイドにて購入可能です。
イープラス
ローソンチケット
http://l-tike.com/imas2018_vr/
このうちイープラスについては販売終了時間があります。販売終了時間を超えた公演についてはチケット購入できませんので、その場合はローソンチケットをご利用するか、残席がある公演については当日劇場窓口にて「当日券」も販売されますのでそちらをご利用ください。
「DMM VR THEATER」への行き方
「DMM VR THEATER」はJR横浜駅に近い場所にあります。会場内は駐車場等はありませんのでJR等公共交通機関から歩いて行くのが便利です。
JR横浜駅の南改札から出て、上の標識の「みなみ西口」に向けて進んでいきます。
こちらがみなみ西口。ここから左手を見ると交番が見えますのでその先をまっすぐ進んでいきます。
まっすぐ進むと青い階段が見えますので、ここから右に曲がり、架かっている橋を渡ります。
橋を渡ると「ビックカメラ」がありますので、ビックカメラの奥のほうを左に曲がります。
そのまましばらくまっすぐ進むと左手側に見えるのが「DMM VR THEATER」です。
会場内物販とコラボフードドリンクにて
会場では物販販売とコラボフードとドリンクが販売されています。
コラボフード
コラボフードは「スナック3種盛り」。箱には「たるき亭」のシールが貼られています。出来たてで熱いまま渡されたのでおいしかったです。
購入特典としてオリジナルの「ランチョンマット」が付いてきました。
コラボドリンク
コラボドリンクはこちらもたるき亭のシールが貼られています。ブルーシロップをサイダーで割ったものなのでめちゃくちゃ甘かった印象があります(笑)
このうち「コラボドリンク」については、入場時に支払うドリンク代500円+別途200円支払うことで購入することができます。「DMM VR THEATER」には会場外にもフードコーナーがあるのですが、そちらではコラボドリンク購入時に入場チケットを見せることでチケットにハンコを押してくれます。入場時チケットのハンコを見せることで入場時に支払うドリンク代500円が不要になります。
そのため会場内で買っても会場外で買っても、どちらが安いということはありません。会場内は割と狭くロビーが混雑すると身動きが取れないほどになりますので、コラボフードやドリンクを買いたいという方は早めに「DMM VR THEATER」にきて会場外に設置してあるフードコーナーで購入することをおすすめします。ドリンクとフードの販売は開場時間の30分前から行われています。
会場内物販について
会場内はロビーにて物販も行われています。「アイマスMR」限定グッズも販売されています。
筆者が観に行った回は平日のお昼ということであまり混雑はなく物販もスムーズに買える状態でしたが、これがチケット売り切れで満員の公演だとロビーが混雑する可能性があります。
グッズを購入する際も早めの入場をおすすめします。
アイマスMRの感想!(ネタばれなし)
※会場内撮影禁止のため写真等はありません。予めご了承ください。
筆者は5月1日のお昼に行われた「菊地真」の主演公演を観に行ってきました。公演時間はほぼ1時間。公演毎に時間が違うといったことはないと思うのですべて1時間程度だと思います。
会場内は200~300人ぐらいのキャパ。会場はほぼ映画館のシアターに近い作りになっていました。開演を待っている時もほとんどライブのLVを待っているかのようなそんな気持ちになります。
ステージは真ん中に大きなステージ。左右に小さなサブスクリーンがあります。左右のサブスクリーンにもいろんな映像が写し出されたり、後述のネタばれありの感想で語りますがいろんな演出に使われたりして臨場感を演出します。
そして肝心の公演内容。アイドル達がメインのステージに映し出されて様々な曲を歌っていきます。メインのステージには様々なスクリーンが用意されており、「背景」「アイドル」「紙吹雪やスモークなどの演出」など様々な演出が同時に映し出されるので、本当にアイドル達のライブを観ているかのような雰囲気になります。照明や音響も普段のライブそのままなので、より雰囲気を出しています。
またこれはMRならではだと思いますが、曲と曲の間に現実と違って衣装替えなどの時間が必要ありません。そのため曲毎にアイドルはもちろん「衣装」「背景」「演出」などが全部違います。中にはアイマスを古くから知ってると「おっ」となるような熱い仕掛けもあったりして、心をくすぐられます。
またよく見るとアイドル一人一人のジャンプの仕方やフリの大きさなどが少しずつ違います。そのためより一人一人に人間らしさが表れていて臨場感を出しています。
そして何といっても今回のアイマスMRのメインとなるのが「主演公演」。今回のアイマスMRは公演日によって「主演アイドル」というものが設定されており、アイドル毎に公演の内容が若干異なってきます。
この「主演公演」の内容こそがすごいネタばれになってしまうのですが…ネタばれにならないように言うと、筆者はこの「主演公演」の内容が「主演アイドルのソロ曲が1,2曲増えるセトリになる」程度のものだと思っていました。
しかしながらその内容は予想の遥か上を行くものでした。主演公演のアイドルが出てきた後にまた何曲かセットリストが続いていくのですが、筆者は主演公演アイドルが出てくる前と後では感じる印象が変わりました。
出てくる前は最新の技術に驚きながらも、心の中で「これは映像」という感覚がまだ拭えないところがありました。ですが主演アイドルが登場してからのステージは、「本当にアイドルがそこにいるんだ」という不思議な感覚になりました。実際のアイマスのライブで「演者の姿にキャラクターが重なって見える」という経験をした方も中にはいると思います。アイマスMRはその逆で「アイドルの姿を見てより生の人間に近い姿を感じることができる」という体感を得ました。これは今までのアイマスライブでは感じることができない、まったく新しい体験だったと思います。
本公演は初めはどんな公演内容かわからなかったり、チケット代金の高さなど若干ネガティブなことが多く見受けられるようなところがありましたが、実際に体感してみて「面白い!」「また観に行きたい」という気持ちがすごく強くなりました。特に1公演観に行くと「他の主演アイドルの公演も観に行きたい」という気持ちが芽生えると思います。(筆者はそうなりました笑)
「765プロの新たな可能性」と題して発表された今回の「アイマスMR」でしたが、文字通りアイマスの新たな可能性を感じるステージとなりました。今後今回主演アイドルにならなかった他のアイドル、更には「シンデレラ」や「ミリオン」など他のアイマスシリーズにも繋がっていく可能性を持つなど、今回の公演はアイマスの更なる可能性を打ち出したステージだったと感じました。
アイマスMRのセトリと感想!(ネタばれあり!)
※以降の内容は本公演のネタばれを多数含んでいます。「本公演をまだ見ていない」「できるだけネタバレを見ずに本公演を楽しみたい」という方は以降は自己責任で閲覧をお願い致します。
アイマスMR公演のセットリストを紹介
楽曲名 | アーティスト | |
---|---|---|
1 | ONLY MY NOTE | 春香・やよい・美希・千早・真美 |
2 | 魔法をかけて! | 春香・雪歩・律子 |
3 | 私はアイドル | 伊織・貴音・亜美 |
4 | L・O・B・M | やよい・あずさ・響 |
5 | エージェント夜を往く | 真・亜美・律子 |
6 | 静かな夜に願いを… | 千早・雪歩・真美 |
7 | Vault that borderline! | 伊織・真・響 |
8 | THE IDOLM@STER | 貴音・あずさ・美希 |
9 | tear | 真(主演公演) |
10 | READY! | 貴音・真・響・雪歩・やよい |
11 | Happy! | 亜美・春香・美希 |
12 | CHANGE!! | やよい・亜美・貴音 |
13 | 自分REST@RT | 千早・響・伊織・律子・あずさ |
14 | MUSIC | 律子・千早・真美・伊織・あずさ |
15 | 自転車 | 真(主演公演) |
開演前に普段のライブと同じように提供紹介や事務員「音無小鳥」さんによる開演に対する諸注意があります。観に行った公演ではライブではおなじみとなった「提供読み」などもありました(笑)
開演するとメインステージに奥行きのある映像と共にカーテンが開き最初の曲「ONLY MY NOTE」がスタート。本公演の曲は主演公演のアイドルの楽曲を覗いてすべてショートバージョンで行われます。アイドルたちが歌って踊る姿を見ながらサイリウムを振ったりコールしたりという光景は、まさしく本当のライブで見る光景でした。
また楽曲が終わる毎に一度暗転して、再びステージが明るくなると「背景」「アイドル」がチェンジして次の曲へと進みます。「魔法をかけて!」はアイマスCD第1弾となる2015年に発売されたCD「THE IDOLM@STER MASTERPIECE 01」の魔法をかけての収録メンバーそのままで、衣装も当時のCDジャケットに合わせて「制服姿」と序盤のセトリは懐かしい楽曲が続きます。
「エージェント夜を往く」は歌唱アイドルに亜美がいて、有名な「とかちつくちて」が披露されるなどにやっとしてしまう場面もありました。
主演公演でアイドルが喋る!客席とのレスポンスも
「THE IDOLM@STER」が終わると左右から2人ダンサーさんが登場。そしてセンターに今回の主演アイドルである「菊地真」が映し出されて、楽曲「tear」が始まります。
この時イントロで「みんな、いっくよー!」と真から掛け声が入り、今までの楽曲と違うことを感じます。
声もいままでと違い少し臨場感のあるような声に変わります。ここで「主演アイドルの楽曲は収録ではなく、実際に裏で声優さんがいて生で歌っている」ということに初めて気づきます。
ステージでは「菊地真」とダンサーさん2人が息の合ったダンスを披露します。歌っているのは生の声優さん、ステージ上にも3次元であるダンサーさん、センターにいるのは2次元である真。この今まで起こり得なかった共演がいつの間にか「ステージにいるのは映し出された2次元のアイドル」という認識から「菊地真が歌って踊っている。そこに菊地真がいる」という不思議な錯覚を引き起こします。曲が終わった後の会場からの「まことー!!」コールがそれを物語っていました。
サプライズはこれでは終わりません。ステージには「菊地真」のみが映し出されてなんと「MC」が始まります。
「プロデューサーミーティング2017」の開演初めにスクリーンに春香が映し出されて、裏で声優さんが話しているという今までになかった演出がありましたが、今回もその演出が取り入れられています。
今回の公演では真が「tearを歌うのはいつぶり?名古屋かな…」と9thライブの時のことを話し始めました。この時点で裏に平田さんがいることはわかっているのですが、ステージにいるのは「菊地真」。あくまで平田さんではなく真と話しているというのが不思議な感覚にさせます。
ここで真が「DMM VR THEATER」のある横浜の観光名所を教えてほしいと、なんと観客席に直接聞き出します。更には今回の回では一番前に座っていた男性を真が直接指名して、真と直接会話するということもありました。今まで2次元であった「キャラクター」と直接話すという今までにない光景がそこにはありました。
二次元のキャラクターと話すという意味で、観ていて個人的に東京ディズニーシーにある「タートル・トーク」というアトラクションを思い出しました。こちらは画面に映し出された亀の「クラッシュ」というキャラクターと直接お話しができるというアトラクションで、ユーモアを交えた面白くて深い返事をしてくれるのが人気のアトラクションです。
このアトラクションに行く人は「クラッシュとお話をしに行く」のであって、誰も「クラッシュの中の人と話している」という感覚で行っているわけではないと思います。今回もあくまで菊地真として実際話しているのは声優である平田さんです。しかしながらステージ上に「菊地真」がいて、「菊地真」が話しながら身振り手振りをしている。その光景を見ているといつしか「ステージ上に映し出されているのは映像」という感覚がなくなり、「実際にステージ上にはアイドルがいる」という感覚の方が強くなってきます。
また「MC」では公演最後のソロ曲で着る衣装に悩んでいるという話も。会場の左右のサブスクリーンに別々の衣装が映し出されて、どちらを着るか会場の挙手で決めるという場面がありました。こういった会場のレスポンスで公演の内容が変わるというのも斬新だと感じました。
公演最後、ダンサーさん2人とレスポンスで決めた衣装を着用して出てきた真が歌うのは「自転車」。フルバージョンで歌われた「自転車」ですが、この時点になるともう「映像を見ている」という感覚から、「菊地真」のステージを見ているという感覚に変わっていました。会場も最初はどこか様子見といったところでしたが、この時点での盛り上がりは普段のライブとそのまま、それ以上の盛り上がりとなっていました。
最後の真のMCが終わり約1時間の公演が終了。開演前はどこか半信半疑だった気持ちが薄れ、「また行きたい」「観に行きたい」という気持ちが強く残った公演となりました。
まとめ
今回は横浜にある「DMM VR THEATER」にて行われている「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆」(アイマスMR)について、公演を観に行った感想や公演のセトリについて紹介してきました。
最初はどんな公演なのか半信半疑な気持ちで観にいった本公演でしたが、大満足な内容でした!
アイドル達がそこにいると言う感覚、特に主演公演のアイドルからはそれを強く感じることができて今までのアイマスライブで感じることのできなかった体験をすることができました。まさしく765プロの新たな可能性を引き出すことができた公演だったのではと思います。
今一度自分が書いた文章を見ると、観に行ったことのない人にとっては「なんか洗脳されてない…?」と思われる方も多いと思います(笑)。でも実際観に行くと、同じ体験同じ気持ちになると思います。こればかりはやはり実際に見て体感しないとわからない部分だと思います。現状ほとんどの公演でまだチケットが残っています。ぜひ気になっている方は横浜にある「DMM VR THEATER」に足を運んでみてください!
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