2018年11月からいよいよアイドルマスターシンデレラガールズの2大ドームツアー「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!」が幕を開けます。
アイマス初の単独ドーム公演ということもあり、なかには現地の会場に足を運ぶという方も多いのではないでしょうか。
そんな中、現地に行くという方で特に気を付けないといけないのが11月11日、12日に行われるメットライフドーム(西武ドーム)公演の猛烈な寒さです。
「そりゃ11月だし寒いよね」という感想を持つ人もいるかと思いますが、そんな生半可なものではありません。きちんとした寒さ対策をしないと「寒くてライブどころではない!」という事態にまでなりかねません。
ドームなのになんでそんなに焦ってるの?という西武ドーム未経験の方も含めて、今回は冬の西武ドームが著しく寒い理由とおすすめの防寒対策について紹介していきます。
メットライフドーム(西武ドーム)について
メットライフドームは埼玉県所沢市にあるドーム球場です。プロ野球「埼玉西武ライオンズ」が本拠地とする球場として有名です。ドームとしては1999年に開業しており全国のドーム球場の中でも古い歴史を持っています。
収容人数は約34000人と言われており、ライブ時はスタンド席はもちろんグラウンド内にも簡易的な椅子が置かれアリーナ席として使用、多くのアーティストがライブを行ってきました。
アイドルマスターとしては2015年に765ASをはじめシンデレラガールズ、ミリオンライブが集結した「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」がこの西武ドームで行われました。足を運んだ方も多いのではないでしょうか。
ちなみに西武ドームは経営の一環として施設の名称について命名権(ネーミングライツ)を売却しており、都度名前が変わっています。2015年に行われたアイマス10thライブでは「西武プリンスドーム」でしたが、現在はメットライフ生命保険が命名権を取得しており「メットライフドーム」という名前になっています。名前は変わりますが指している建物は同じです。
ドームなのに壁がない!?
日本で「ドーム」という建物を指す場合、おそらくは「東京ドーム」や「札幌ドーム」といった建物を想像すると思います。
これらに共通するのはみな「屋内の施設である」「雨や風が入ってこない」「空調設備がある」等だと思いますが、唯一西武ドームは違います。
それが西武ドームには他のドーム球場と違って壁面を設けていないということです。
西武ドームは元々屋外球場だったものに後から屋根を付ける形で作られました。
その際、スタンドと屋根の間をフルオープンにして外気を取り込む構造を採用しており、現在のような形になっています。
そのため球場内に空調設備というものが存在しません。なのでドーム内でも夏はエアコンで涼しくなるわけでもなく、冬は暖房で暖かくなるわけでもありません。ほとんど屋外にいるのと同じ、またはそれ以上の体感温度になります。これが西武ドームが夏暑くて冬寒いといわれている所以です。
夏は酷暑で熱中症に注意
西武ドームは空調設備がなく、「夏暑くて、冬寒い」という話をしてきました。
その空調設備のなさと、独特な建物の構造が生み出す気温の変化はすさまじく、夏に行われるプロ野球の試合やライブ等のイベントではとにかく事細やかに水分補給と熱中症の注意が呼びかけられています。
外気をそのまま取り入れる構造であるがゆえに、ドーム内に熱気や湿気がこもりやすくムシムシとした暑さとなります。最大気温が37度に達することもあり別名「サウナドーム」と揶揄されることも。空調設備がないため球場内では巨大な扇風機を置いてドーム内部の空気を動かしています。
2015年に行われたアイマス10thでもこまめな水分補給が呼びかけられ、公式でも「アイマ水」と呼ばれる飲料が販売され話題になりました。筆者も現地に行きましたが、それでも熱中症と思われる人が車椅子で搬送されていく姿を見て、恐ろしい環境だな…というのを身をもって感じた記憶があります笑
冬は極寒。屋内でも真冬の気温に。
そんな夏に行われた10thライブに対して、今回のライブは11月という冷え込みが厳しくなってくる時期での開催となります。
熱中症の心配がある夏と違って、冬の西武ドームはとにかく気温が下がります。
まず西武ドーム自体が内陸の狭山丘陵に位置する立地条件から標高が高い位置にあり、都市部と比べて平均気温が低いです。
西武ドームの11月の平均気温は最高で16度。最低で6度。
日中は日が出ている間は暖かい天気になる可能性もありますが、日没後は途端に気温が低くなることが予想されます。夜はとにかく冷え、吐く息が白くなるほどです。
今回のシンデレラ6thライブの開演時間は16時。ライブ中に日没を迎えるためどんどん気温が下がっていくことが考えられます。前述したとおり西武ドームは壁面が存在せず、外気を取り込む構造になっているため、ドーム内にいたとしても気温は屋外と変わりません。
そのため普段のライブのように屋内ではTシャツ1枚なんて格好では間違いなく風邪をひきます。最悪寒さで体調を崩してライブどころではないという事態にもなりかねません。
現地に行かれる方は「冬に屋外にいても寒さを感じないような服装」を心掛ける必要があります。
会場から1時間出られないことも?ライブ後の着替えと暖の確保は必須
たまに「ライブ中はコールして体を動かしてるから寒さは平気!」なんて人を見かけますが、寒さを気にしなければいけないのはライブ中だけではありません。
まず会場の西武ドームの周りに暖をとるために中で待機できる場所がありません。西武ドーム周辺はコンビニが1件あるだけで基本ライブが始まるまで屋外で待機することになります。
更にライブ終了後は一斉に3万人近い人が最寄り駅の「西武球場前駅」に向かうため、人がホームに入りきらず入場規制がかかります。
画像は2015年にアイマス10thに参加した時の終演後の画像ですが、とにかく駅に向かってものすごい人が集中します。
そのためライブ後は規制退場がかかり、アリーナ席にいる人が一番最後に退場するような形になります。
なのでアリーナ席にいる人は終演後もしばらくは会場内にいることになり、会場を後にできるまで1時間ほどかかる可能性もあります。ライブ終演後は汗もかいてより体調を崩しやすい状態にあるので、汗をふくタオルや着替えなど忘れずに持っていきましょう。
西武ドームに行くときのおすすめ寒さ対策
とにかく寒い冬の西武ドーム。屋内でも真冬並みの気温になるため、とにかく行く際は外にいても暖かい服装が求められます。
プラスして西武ドームの客席はそこまで広く作られているわけではありません。横幅は人ひとりが収まる程度。アリーナ席はパイプ椅子になるのでベンチコートなどはかさばって置く場所に苦労する可能性もあります。
今回はそんな収納の観点も考えながらおすすめ防寒対策について紹介していきます。
内側から暖かく。インナーを丈夫に。
とにかく重ね着もそうですが、インナーを丈夫にして内側から寒さを守っていく必要があります。
特に他の身体の部位に比べて皮膚が薄く、冷えを感じやすい「首」「手首」「足首」の3点はより重点的に寒さ対策を行いましょう。
「首」に関してはマフラーやストールが一般的ですが、人が多く集まる会場ゆえ、どこかに落としてしまう可能性も高くなります。ネックウォーマーであれば頭から被る形状なので落とす心配もなく安心です。
「手首」は手袋で。屋外でスマホを操作する人が多いと思うので、着用したままスマホを操作できる手袋がおすすめです。
足元の防寒対策には防寒性のあるタイツが有効。靴下はくるぶしまでの高さしかない靴下よりも、足首まで隠れる靴下のほうがおすすめ。また最近は靴下用に直接貼り付けるタイプのカイロもあるので、足元がよく冷えるという方にはおすすめです。
着脱しやすく収納も便利な「ウルトラライトダウン」
外にいるときやライブ中に急に寒さを感じ、一枚羽織りたいという時にユニクロの「ウルトラライトダウン」は有効です。
特徴はなんといっても軽さ。びっくりするほど薄くて軽い素材でできていますが防寒性に優れており、寒い時でもTシャツにこれ一枚羽織るだけで寒くないという人もいるほどです。
また丸めて付属の収納袋に入れることができ、リュックやカバンにしまえるほどコンパクトに持ち運べる点も魅力的です。
コスパに優れたワークマンの「イージス」
とにかくデザインも度外視でコスパよく防寒対策したい!という方にはワークマンの防寒着「イージス」が優れています。
ワークマンといえば作業着など主に現場作業をする職業についている人向けの関連用品を売っているところというイメージですが、外で作業する人向けに作っていることもあり、とても防寒性に優れています。
特徴はなんといってもコストパフォーマンス。上下合わせて6800円は魅力的。そして防寒防水に優れていることもあり冬に外に出ることが多い釣りをする人やバイクに乗る人にも人気の商品です。
まとめ
今回は冬の西武ドームが著しく寒い理由とおすすめの防寒対策について紹介してきました。
とにかく冬の西武ドームは寒いです。しっかりと防寒装備を整えていかないと体調を崩しかねません。同時に西武ドームの周りにはお店等があまりなく、現地で防寒装備を買うことも難しいのであらかじめ準備をしっかり行う必要があります。
冬の西武ドームに行かれる方は風邪などひかぬように、きちんと防寒対策をして現地に向かいましょう。